沿革

東京都の北の端、板橋区。
東武東上線の大山駅から西へ200メートルに、真宗大谷派の瑞法寺はございます。
浄土真宗は、宗祖である親鸞聖人が阿弥陀仏の本願に帰し、インド、中国日本の七高僧の教えを学ばれ、顕かにされた念仏の教えを伝える宗派です。
真の生きる意味をなかなか見いだせない私達でありますけれど、阿弥陀仏の本願は、念仏を申しつつ浄土に向かって歩みをつづけ、必ず往生を遂げることが人生の真の意味であることに目覚めよと私どもに呼びかけられています。
また、大谷派は本願寺の教如(1558~1614年)が徳川家康によって寺領を与えられ、東本願寺築いたことが始まりとなっています。
瑞法寺は紫雲山を山号とし、先代の住職である荒川源成が昭和11年に、東京都板橋区大山金井町に開基。
初代・源成は、北海道士別市にある秀円寺の三男として生を受け、真宗普及のための開教寺院として当寺を開きました。
昭和22年に現在の地に移転し、昭和24年には地元の要請を受けて、境内に付帯施設をして「瑞法幼稚園」を設立。
また、志村坂上にある墓地など、一代ですべての基盤を作り、昭和40年5月に遷化(享年51歳)。
その後、昭和53年に現住職である釋正憲が襲職。
平成8年に本堂はそのままに庫裏を新築。
平成21年に瑞法幼稚園はその役目を終えて、同敷地跡地に納骨堂「至心堂」が平成24年に完成いたしました。